影響力の武器を読んだ感想

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皆さんこんにちは

誠です。

 

今日は、「影響力の武器」を読んだ感想についてお話していきたいと思います。

 

皆さんは「影響力の武器」という本を聞いたことはありますか?

 

この本は、社会心理学では有名な本で、

メンタリストのDaiGoさんも、

この本を読めば、自分の本は読まなくても良いと言うほどの

良書だそうです。

 

自分も友人に教えてもらい読んでみました。

人間には自動的に反応するバイアスが存在する

人間には、ある対象を見た時に、「これはこういうものである。」

と自動的に判断してしまう、バイアスが存在します。

 

例えば、あなたが道を歩いていると、

あるお店に、たくさんの行列が出来ているとします。

 

あなたは、その行列を見た時にどう思いますか?

 

「行列が出来ているということは、かなり人気のお店である。」

と思うのではないでしょうか?

 

一見当たり前のように思われるかもしれませんが、

これは一例で、人間には様々なある対象を見た時に、

「これはこういうものである。」と

自動反応してしまいやすいポイントがあるのです。

 

では、どんな自動反応があるか見ていきましょう。

 

大まかには、6つの自動反応が存在します。

  1. 返報性の原理
  2. 一貫性の原理
  3. 社会的証明の原理
  4. 好意
  5. 権威
  6. 希少性

の6つです。

順に見ていきましょう。

返報性の原理

これは、人に何か親切や贈り物、招待などを受けると、

それをしてくれた相手に対して、

何かお返しをしなければいけないと

思ってしまう自動反応のことです。

 

例えば、スーパーの試食コーナーで試食をしたら、

なんとなく「この商品を買わなければいけない。」

と思ってしまうのではないでしょうか。

 

これが返報性の原理です。

一貫性の原理

これは、人は自分が言った言葉や、取った行動に対して、

一貫していたいと思ってしまう自動反応のことです。

 

人は、会話の中などで、「これをやります。」とコミットメントすると、

それを一貫して貫きたいという欲求があります。

 

何故なら、口で言っておきながら、実際に実行しなければ、

周囲から冷たい目で見られる可能性もあります。

 

だから、人は自分がコミットメントしたことは一貫したいという欲求が働くのです。

社会的証明の原理

これは、「多くの人が正しいと思うことは正しい」と

思ってしまう原理のことです、

 

これは冒頭でも触れた例のように、

あるお店に行列が出来ているのを見た時に、

「ここは人気店である。」と反応してしまうのもその為です。

好意

これは、自分が好意を持つ相手に対しては、

承諾も受け入れてしまいやすいという自動反応です。

 

例えば、とても仲の良い友人から

何か勧めれた時に断るのを躊躇してしまうといった具合です。

 

ちなみに、人が好意を持つ要因としては、

  • 身体的魅力
  • 類似性
  • お世辞

があります。

3つ目のお世辞は、

例え、お世辞であるとなんとなく思ったとしても、

好意を引き出してしまうそうですよ。

だから積極的にお世辞は言うべきなのです。笑

権威

これは「権威ある人が言うことは正しい」と思う

自動反応のことです。

 

「これは医者が言っているのだから間違いないだろう。」

と判断する具合です。

希少性

これは、希少なものに対して人は、

「価値のあるものである。」

と判断してしまう自動反応のことです。

 

これはとてもシンプルで、

「この商品は世界でも数少ない貴重な品物です。」

と言われると物凄く魅力のあるものであると感じますよね。

 

以上が、人間が持つ大まかな自動反応の

分類です。

まとめ

何故人はこれほどまでに、

ある対象を見た時に、「こうである。」

と自動的に反応してしまうのでしょうか。

 

それは、現代は情報過多の時代と言われています。

たくさんの情報に溢れる中で、何が正解かが

見えずらくなっています。

 

そのような状況の中で、より正確な答えを導き出すには、

上記に挙げたバイアスを利用することで、

高い確率でより正確な答えを導き出しやすく「思考の近道」

になるからです。

 

この本を読むことで、

世の中には、上位に挙げたような、

自動的に反応してしまいがちなことの例が、

たくさんあることに気が付きます。

 

それらを知っていることで、

自分自身も世の中に対して、影響力を発揮したいときに、

どのようにすれば良いかの大きなヒントとなることでしょう。

 

是非あなたも読んでみてはいかがでしょうか。