人間関係に効く離別感の大切さ

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みなさんこんにちは

マインドフルネスワークスの誠です。

 

今回は、「人間関係に効く離別感の大切さ」というテーマでお話ししていこうと思います。

 

この考え方を知ることで、人間関係における問題を解決する為のヒントが見つかるかと思いますので、是非読んで頂きたいと思います。

離別感とは?

離別感とは、簡単に言うと「私という人間とあなたという人間は、別ですよ。」という考えを持つということです。

 

どういうことかと言いますと、赤ちゃんとお母さんの関係を考えてみてください。

 

赤ちゃんは、言葉が話せませんから、泣くことでしか意思表示をすることが出来ません。

 

例えば、お腹が空いてミルクが欲しい時、一生懸命泣くことで、お母さんにミルクが欲しいことを要求します。

 

お母さんは、それを察知して、「はい、はい。」と赤ちゃんにミルクを与えます。

 

これを母子一体感と言うのですが、

今回紹介する離別感と、対極にある考え方となります。

 

つまり、離別感とは、赤ちゃんとお母さんの関係のような、「自分のことは何でもわかってくれて当然。」という関係ではなくて、

「私には私の人生があるように、あなたにもあなたの人生がある。」という、

それそれが自律した一人の人間という前提の元で、人間関係を築いていくということです。

怒りの正体

皆さんは、「なぜ人は怒るのか」をご存知でしょうか?

 

それは期待からくる、がっかりや不安、寂しさから怒りは起きているのです。

 

よく、怒りは第2感情で、その前には、がっかりや不安、寂しさといった第1感情があると言われます。

離別感を持って人と付き合おう

大人になってからも、人に対して、母子一体感のような感覚で、「自分のことはわかってくれるはず。」と期待の大きい人は、

その反動で情緒が安定しないということがあります。

 

よく、メンタルの安定している人は、「他人に期待するのではなく、自分自身に期待するのだ。」と言います。

 

これは他人に期待することは、必ずしもそれに応えてくれるとは限らない。

 

でも、自分自身に対してなら、それに応えるか応えないかは自己責任となる。

 

だから、期待からのがっかりや喪失感に悩ませられなくなると言えます。

 

健全な人付き合いとは、自分一人でも楽しめる人同士が、一時の感情をシェアすることによる楽しさにあると言えます。

 

他人に依存したり、依存されたりといった関係は、必ずしもその期待に応えられるとは限らないからこそ、「どうしてわかってくれないんだ!」といった、人間関係のトラブルを生むことにつながります。

 

もちろん、「他人に期待することが、全て悪い」という訳ではなく、

「私の考えることは全て分かって当たり前。」のような過度な期待は、

人間関係のトラブルの元ということです。

 

是非、このことを知って、人間関係に役立ててみてください。